

実習の内容
一般的なヨガとは、前提が異なる。
ポーズの完成度を目指すものではない。ここで行うのは、呼吸・注意・身体感覚を使って、自分で自分を整える力を取り戻すための実習である。続けるうちに「これこそがヨーガの核だったのか」と腑に落ちる方が多い。
基本は、横になって行う
立ったり座ったりするポーズは、基本的に取らない。仰向けで体重の負荷を減らした状態で、呼吸と小さな動きをゆっくり同期させる。「頑張って動く」のではなく、身体に整え方を学習させるという発想である。
実習の要素
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仰臥位(あおむけで横になった姿勢)が中心 (体重の負荷を減らす)
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目を閉じて、鼻呼吸。舌は上顎へ
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呼気はハミングで行う
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ゆっくりしたシンプルな動き
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呼気と動きを合わせて、繰り返す
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自己観察(判断しない、なんとなくでよい)
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息を吐くときだけ、中程度の力で筋肉を使う(4〜6割程度)
「頑張り過ぎ」が、最大の妨げになる
この実習は、頑張るほど効くものではない。自分の「やり過ぎ」に気づき、戻せることが鍵である。次のサインが出たら、力を抜く。
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ハミング(呼気)が乱れる
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歯を食いしばっている
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眉間に皺が寄っている
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肩に力が入っている
実習中に起こりやすいこと
同じ実習でも、反応の出方は人によって異なる。
緊張が抜けにくいタイプ:呼吸が戻る、身体の感覚が戻る、自然に涙が出るなどの反応が出ることがある。
常に張り詰めているタイプ:眠くなる、そのまま眠ってしまうことがある。これは、これまでとは異なる健康的なパターンへ移行する過程で起きる一時的な反応であり、翌日に日常が保たれていれば正常な範囲であることがほとんどである。
この実習が向いている方
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頑張り過ぎて、緊張が抜けない(過緊張)
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眠りが浅い、休んでも回復しにくい(過覚醒)
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身体の感覚が鈍い、または敏感で疲れやすい(過剰適応)
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自分のパターンを変えたい、継続して取り組みたい(成熟した大人としての学び
過緊張・過覚醒・過剰適応は、トラウマ性のストレス反応としても知られている。この実習は治療ではないが、そうした反応パターンを理解し、自分で調整していく力を取り戻す一助となる可能性がある。
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